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症例 #1
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患者背景: 38 歳, 男性
適応: 痙攣

症例 #1

所見

  • 左上前頭回の皮質に達するT1低信号、T2高信号の膨張性腫瘤
  • FLAIR信号は高信号と等信号が混在
  • 造影効果、拡散制限、磁化率アーチファクトは認めない
  • 正中偏位やヘルニア、水頭症を伴わない軽度の局所的な圧排効果

注釈付き画像とイラスト

The T2-FLAIR mismatch sign: the lesion demonstrates internal T2 signal hyperintensity (red arrow) contrasted to relatively hypointense FLAIR signal (yellow arrow).

The T2-FLAIR mismatch sign: the lesion demonstrates internal T2 signal hyperintensity (red arrow) contrasted to relatively hypointense FLAIR signal (yellow arrow).

診断

IDH変異型星細胞腫

鑑別診断

  • 胚芽異形成性神経上皮腫瘍(DNET) - 実際、本症例はDNETの良い外観を呈している。具体的には泡状の内部T2高信号、FLAIRでの信号抑制、造影効果の欠如である。DNETは通常、本症例の腫瘍よりも小さい
  • 神経節膠腫 - これらの腫瘍もしばしば末梢性であるが、造影効果を示し石灰化を伴うことが多い。側頭葉に好発する
  • 乏突起膠腫 - これらの腫瘍もまた末梢性で、石灰化を伴うことが多く、造影されることもある。T2-FLAIRミスマッチ徴候(T2高信号に対してFLAIR等信号〜低信号)は1p19q非欠失の星細胞腫に典型的であるが、乏突起膠腫には典型的でない

臨床のポイント

  • 末梢性の腫瘍はいずれも痙攣で発症しうる
  • T2-FLAIRミスマッチ徴候は星細胞腫とDNETの両方で認められるが、乏突起膠腫には典型的でない

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