症例 #1
所見
- 急性頭蓋内異常なし
- 左側頭頭頂部頭皮挫傷
- 右前頭洞の泡沫状分泌物を伴う副鼻腔全体の軽度粘膜肥厚
診断
頭皮挫傷
サンプルレポート
急性頭蓋内異常なし。
直下の頭蓋骨骨折を伴わない左側頭頭頂部頭皮挫傷。
右前頭洞の泡沫状分泌物を伴う副鼻腔全体の軽度粘膜肥厚は急性副鼻腔炎で見られうる。
考察
- 頭皮挫傷は一般的に懸念される所見ではないが、微細な頭蓋内外傷を見つけるための有用な手がかりとなることが多い。頭部CTの読影において良いアプローチの一つは、軟部組織条件で軟部組織の挫傷/裂傷を検索することから始めることである。その後、脳条件と骨条件で読影する際に、軟部組織外傷を見た部位にさらに注意を払う。また、対側損傷の徴候についてこれらの部位のちょうど反対側も注意深く観察する
- また、頭皮内の残存異物も注意深く検索すること。自動車事故では一般的な所見である