所見
- 描出された膵実質は不均一かつ低エコーである
- 主膵管の境界域の拡張を認め、最大3 mmの径に達する
- 主門脈内に高エコー物質を認め、門脈脾静脈合流部から左右門脈へと進展している
- ドプラ画像で左門脈枝に血流を認めず、主門脈および右門脈で血流は減少し双方向性である
- 肝実質のエコー輝度上昇
- 右肝葉に1.2 x 1.5 x 1.3 cmの円形低エコー病変を認め、後方音響増強を伴い、嚢胞に合致する
- 胆嚢は正常な所見で胆石は同定されない
- 肝内・肝外胆管の拡張なし
- 右腎は正常な所見
診断
- 門脈血栓症
- 膵炎
サンプルレポート
門脈脾静脈合流部から左右門脈へと進展する門脈血栓症を認め、左門脈枝の閉塞を伴う。
描出された膵実質は不均一かつ低エコーであり、報告されている膵炎に合致する。
腹水や膵周囲の貯留は同定されないが、CTでさらなる評価が可能である。
主膵管の境界域の拡張を認め最大3 mmの径に達し、慢性膵炎に関連する可能性がある。閉塞性病変は描出されないが、CTでさらなる評価が可能である。
胆嚢は正常な所見で胆石は同定されない。
肝実質のエコー輝度上昇を認め、脂肪化を示唆する。
考察
参考文献