症例 #1
所見
- 低〜正常肺容量を伴う両肺全体のびまん性霧状陰影
- 気管チューブ先端はT3の高さに投影
診断
呼吸窮迫症候群(RDS)
サンプルレポート
低〜正常肺容量を伴う両肺全体のびまん性霧状陰影は呼吸窮迫症候群で認められうる。
胸水なし。
気管チューブ先端はT3の高さに投影。
腹部に急性所見なし。
考察
- 呼吸窮迫を呈する新生児の胸部X線を評価する際は、以下のアノテーション画像にある決定木に従うこと
- 呼吸窮迫症候群はほぼ専ら早産児(特に在胎33週未満)に見られ、サーファクタント欠乏により生じる
- 典型的な画像所見は低肺容量を伴うびまん性霧状陰影である。RDSでは胸水は通常認められないため、胸水を認めた場合は肺炎を疑うべきである
- サーファクタント療法により肺陰影は急速に消退するはずだが、消退の進行は非対称となりうる
注釈付き画像とイラスト
Algorithmic approach to chest radiographs in neonates with respiratory distress.