調査結果
- 脳表面および描出された上位脊髄に沿った広範な軟膜増強効果。小脳、両側前頭葉および後頭葉、脳底槽に最も顕著
- 視交叉左側の肥厚および増強効果
- 左優位の両側内耳道内の増強効果
- 右側脳室脈絡叢の非対称性腫大および増強効果、右側脳室後体部および三角部の壁の接合を伴う
- 脳室周囲T2/FLAIRの高信号を伴うびまん性脳室拡大
- 両側大脳凸面の複数の脳溝に沿ったFLAIR高信号を伴うびまん性脳溝消失
- 小脳扁桃の大後頭孔への下方偏位、上位頸髄の軽度圧排を伴う
- 急性梗塞または出血の所見なし
診断
神経サルコイドーシス
サンプルレポート
脳表面および描出された上位脊髄に沿った広範な軟膜増強効果、ならびに脳室および右側脳室脈絡叢への進展を認める交通性水頭症。経上衣性浮腫および両側小脳扁桃ヘルニアを伴う頭蓋内圧亢進所見。緊急脳神経外科的評価を推奨。
鑑別としては神経サルコイドーシス、髄膜炎(抗酸菌および真菌を含む)、リンパ腫、癌性髄膜腫症が挙げられる。精査のため髄液検査が推奨されるが、腰椎穿刺による扁桃ヘルニア増悪のリスクを考慮し、診断的介入は脳神経外科の指示のもとで行うべきである。
視交叉左側および左優位の両側内耳道の増強効果を伴う脳神経障害の所見。
急性梗塞または出血の所見なし。
議論