調査結果
胸部X線写真
- 頸部へガスが進展する縦隔気腫
- 中等量の左側および少量の右側胸水
- 両側肺底部の斑状陰影
CT
胸部
- 食道周囲脂肪への広範な浸潤を伴う大量の縦隔気腫
- 少量の左側気胸
- 大量の左側および中等量の右側胸水
- 左側優位の両側肺の荷重側浸潤影およびすりガラス陰影
- 右上葉の8 mmの肺結節
- 両側下葉の気管支拡張症を伴う両肺に散在する嚢胞性変化
- 中等度の冠動脈石灰化
腹部/骨盤
- 複数の小腸ループの境界域拡張
- 肝脂肪化
筋骨格系
- 急性所見なし
- 右腸骨の境界明瞭な透亮性病変
診断
食道穿孔(Boerhaave症候群)
サンプルレポート
この嘔吐の病歴を有する患者における食道周囲脂肪織混濁を伴う大量の縦隔気腫は食道穿孔(Boerhaave症候群)が懸念される。精査のため食道造影検査を推奨する。
少量の左側気胸。
大量の左側および中等量の右側胸水、上方の含気腔病変は特に嘔吐に伴う誤嚥が懸念される。
右上葉の8 mmの肺結節。精査のため3ヶ月後のCT経過観察を推奨する。
基礎にある嚢胞性肺疾患および/または慢性誤嚥の後遺症が懸念される所見は、経過観察画像検査時に再評価可能。
右腸骨の不確定性透亮性病変は癌の既往がなければ良性の可能性が高い。これらも経過観察画像検査時に再評価可能。
議論