調査結果
- 斜台、後頭顆、C1およびC2椎体の不均一なT1/T2信号。まだら状の増強効果と骨びらんを伴う
- 頭蓋底からC2にかけての全周性硬膜外増強効果、脳幹表面に沿った軽度の軟膜増強効果を伴う
- 両側環椎後頭関節および右環軸関節の液体信号と増強効果
- C1のC2に対する右側方亜脱臼。歯突起が硬膜嚢の左腹側を圧排
- 側脳室後角および第四脳室に沈殿する物質。拡散制限を示し、CSFに比してT2低信号
- 脳室周囲T2/FLAIR高信号を伴うびまん性脳室拡大
- 左横静脈洞および左S状静脈洞から左内頸静脈にかけての増強効果低下および異常な流速関連信号消失
- 左乳突蜂巣液貯留
診断
脳室炎
頭蓋底骨髄炎
硬膜静脈洞血栓症
水頭症
サンプルレポート
斜台、後頭顆、C1およびC2椎体を含む頭蓋底骨髄炎が懸念される所見。髄膜炎、脳室炎、左横静脈洞・S状静脈洞および左内頸静脈の血栓症を合併。精査のため頸椎造影前後MRIを推奨。
経上衣性浮腫を伴う交通性水頭症。
急性梗塞、出血、ヘルニアの所見なし。
両側環椎後頭関節および右環軸関節の液体信号と増強効果は化膿性関節炎が懸念される。この感染プロセスの合併症として、C1のC2に対する右側方亜脱臼があり、歯突起が硬膜嚢の左腹側を圧排しており、不安定性が懸念される。
左乳突蜂巣液貯留。反応性の可能性もあるが、感染性乳突炎も同様の外観を呈しうる。
議論
参考文献