調査結果
- 左篩骨蜂巣内のT2等信号〜低信号物質が嗅裂に及び、左上鼻甲介および中鼻甲介に沿って存在し、左中鼻甲介の非造影
- この物質は篩板を超えて左前頭蓋窩底に沿って進展すると思われ、左直回に斑状T2高信号と造影増強を伴う
- 左翼口蓋窩の異常造影増強
- 左眼窩の錐体内および錐体外の浸潤性造影増強、左内直筋のT2高信号と腫大、左視神経鞘の異常な周囲性造影増強
- 左眼球突出
- 左上眼静脈の拡張、眼窩尖部付近で非造影、左海綿静脈洞外側壁の軽度膨隆
- 両側淡蒼球のT1信号高値
診断
浸潤性真菌性副鼻腔炎
サンプルレポート
浸潤性真菌性副鼻腔炎を強く疑う所見。左篩骨蜂巣から上方に左前頭蓋窩底に沿って、外側に左眼窩内に、後方に左翼口蓋窩に波及する。左中鼻甲介壊死、左内直筋炎、左視神経周囲炎、左眼球突出、下前頭部脳炎を伴う。頭蓋内膿瘍の所見なし。緊急の耳鼻咽喉科および脳神経外科的評価を推奨する。
さらに、左上眼静脈および左海綿静脈洞血栓症の初期段階が懸念される所見。
両側淡蒼球のT1信号高値は非特異的であるが、肝不全で認められることがある。
議論